美女と野獣と差別対応と愛

2017年5月21日日曜日

t f B! P L
妻に連れられ、美女と野獣の映画を見に行った。

おっさん目線での感想としては、人種とLGBTの問題に対してディズニーが最大限の配慮を行ったと感じられ、現代的でありその手法はぐう聖で圧巻だった。

白が居て黒が居て、それらはすべて特別美しいものだと言い、
向かってくる男3人に物理的な攻撃をせず、ドレスを着せて自由になりなさいと言う。

配慮すべきしがらみに縛られながらも、ディズニーは一貫として、徹底的に、そして優雅に、当たり前の如く、さらには能動的なメッセージとともに全てを包み込んでいた。

また、真実であるとか、愛であるとかいう言葉を多用する代わりに、それらの言葉の重みを決して軽んじて扱ったりはしなかった。

愛は生前に手にすることなどできないものと表現する。

愛は、死後、パートナーによって評価されて初めて顕在化する。

だから、一瞬が永遠なのである。

愛は夢と希望であり、そこらかしこに転がっているものではない。
不貞腐れて諦めても手に入ることはない。
棚ぼた的に手に入るものでもない。
何かを掴んで確認できるものでもない。

そういう定義し難い掴みどころのないものだ。

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