いるかの味噌煮込み

2013年1月13日日曜日

食事 珍味

t f B! P L
とある哺乳類の味噌煮込み

念願叶えて参りました。

海外で騒がれて以来、「えっ、食べられるの!?」と好奇心に駆られていたイルカの料理です。
隠語じゃありません、Dolphin meatです。

場所は静岡県。静岡駅改札の外にある魚河岸大作(アスティ静岡東館店)でいただきました。



静岡ではイルカを食べる習慣もあるらしく、イルカの肉はスーパーで手に入るほどポピュラーなもので、味噌煮込みにするのが一般的とのこと。
日本では静岡の他に、北海道、青森、岩手、宮城、千葉、和歌山、沖縄で漁が行われ、長崎ではかつて獣害駆除目的でイルカが捕らえられたそうな。
海外ではデンマークのフェロー諸島が有名。あちらはちゃんと啓蒙活動をしたために例のエコテロリストはだんまりを決め込み、日本はだんまりしたために逆啓蒙されてしまいました。国際社会に対する情報力の差を感じます。

注文からしばらくすると料理が到着。一口肉を食べてみると、脂身は少なく、鯨に近い感じ。味噌煮込みの他にタレ焼きというジャーキーのような料理があるのですが、そっちの方が肉感的には合ってるのかも。
写真右側に写っているのは脂身部分、イルカの外側で、黒いのが表面です。噛むと独特の香りとともにドッと油が染み出します。
肉と脂身両方を口に頬張ると良いかもしれません。

さて、イルカの肉がおいしいかと訊われれば、そうならとっくの昔に白人が絶滅させてるだろうといった感じで、可愛いかどうか・頭が良いかどうかでべきべからずを決める発想に疑問符の付く味です。
簡単に言い直すと、美味しくも不味くもないです。

一つの経験として大変珍しいものを頂きました。感謝して命を頂きます。

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