テレコンバージョンレンズ「トダ精光501-ST」レビュー

2014年5月4日日曜日

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t f B! P L

コンバージョンレンズというものがあります。
これは倍率を変えて広角にしたり望遠にしたりする撮影用のアクセサリーです。

東急ハンズなどのスマホコーナーに置いてあるアレです。

今回購入したのは、望遠にする「テレコンバージョンレンズ」(略して「テレコン」)で、トダ精光の「501-ST」という製品です。

このテレコンを使う側のカメラは、ドコモSC-06D(Galaxy S3)です。電話機能が付いているカメラです。



これが画角的に素の状態(16:9,6M)。810万画素CMOS、35mm換算値30mm弱(28mm?)の画角です。

広角は意外と使いづらくて、思い切り寄ったり思い切り引いたりしないと、腰抜けな写真を連発してしまうのです。

普段は35mmの標準画角である50mmを好んで使っているので、スマホも同じくらいにはなってほしいかなと長年思っていました。


それで、来月2年縛りが解けるというタイミングでテレコン装着。


収差も目立ちますが、価格と小ささを考えればそんなもんでしょうか。

ケラレはスマホのカメラがかなり広角なので致し方ないところ。たぶん、このレンズを発売したころには、コンパクトカメラも広角側が弱かったはずですし、まさかスマホが28mmくらいの広角を乗せてくるとは思わなかったでしょう。

でもそれじゃ困る。ぼくの新しいデジカメはそんなもんじゃないんだ!

真面目に、デジカメどれ買おうとか、かれこれ2年くらい考えてきたわけです。
高感度に強いSONYのNEXシリーズとか、階調性に優れたFUJIのTシリーズとか、画質はもとより、コンパクトで機動性に優れたデジカメをずっと検討してきました。

一方で、これ以上ガジェットを増やしたくないという信念もありました。
所有物は少ない方が良くて、ただでさえ、フィルムのカメラがあるわけですからもうスマホ一台で何もかもたくさんなわけです。

デジカメ買うくらいなら、旅費に充ててもっとたくさん人生を愉しむよ!って。

それにしてもケラレは酷い。旅行の思い出がケラれるとかないわー。
最低限これだけは解消したいところです。


16:9のフォーマット(6M)。35mmフィルムに使い慣れた私にとって、4:3よりはしっくりくる比率です。
4:3の上下をトリミングする形になりますので、ケラレが大きくカットされます。
収差のみ目立ちますが、被写体次第ですね。




壁さん撮影。
周辺に直線は入れられないと分かります。被写体を選ぶということですね。
人物撮影なら問題なくいけそうです。

これでパースペクティブによる被写体の歪みや近寄りすぎて自分の影が入るといった問題も軽減されそうです。
スマホ一台でどれだけいけるか楽しんでいこうと思います。

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