トダ精光のテレコン「501-ST」のレビューです。
買って早々、周辺収差がすごいこととGalaxy S3ではケラレがあることが前回分かりました。
そこで、16:9の比率にした上で、実際の使用感はどんなものかというのを探ってきました。
早速晴れた日に実践。ケラレはまだあるし、周辺収差でちゃんと四隅まで描画できないことがわかります。
こういうレンズなんだということなら、オールドレンズのような「味」にも思えてきます。
ただ、近代的な(デジカメ的な)絵作りにはミスマッチな表現です。
いくらか撮ってきて、要領を得た作例。
全体を撮るよりも、ハッキリとした主題のあるものの方が向いているように思います。
例えば花もそうですし、料理もそうだと思います。
近くを撮ると焦点移動によって画角が狭まり、ケラレもほとんど目立ちません。
背景ボケが大きくなりますので、収差は完全に「味」の領域。違和感はありません。
ちゃんと四隅までハッキリと写す用途というより、むしろトイカメ的な遊び心が試されるレンズに見えます。
加工してしまえばそういう調子の写真なんだね、という感じです。
4:3にトリミング。ちなみに一番上の写真は1:1にトリミングしたものです。
無味乾燥したスマホの写真も、テレコンとレタッチで素敵な変身を遂げます。
たった5000円程度の小さなレンズ一つでここまで気軽に遊べるとは驚きですね!
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